（*）最近話題のニューロ・マーケティングの紹介本。従来方式の調査では解明できなかった顧客・消費者の本心（？）を脳科学の技術を用いて知ることが可能となりそう，ということをやや誇大に記した本。脳機能測定の2つの方法fMRIとSSTを用いて多数の被験者に測定したという事例が語られている。データ収集法とデータ分析処理の具体的な内容がなく，ただ「なにごともうまくできるのだ」といういささか非科学的な臭いも感じる内容。まあ，マーケティングの関連本だというからこんなものだろうか。こうした分野の関連本が多いようだが，これも従来からの調査方式の限界をみての一つの代案模索の方向なのかもしれない。

（*）Ian Parker: Qualitative Psychology - Introducing Ragical Research -, Open University Press, 2004,の翻訳本

（*）良くある紹介本。やたらに流行語（例：レコメンデーション，マイニング，Webマイニング，テキスト・マイニング…）が登場するも「だからどうなの」といった本。タイトルに惹かれて購入するほどのことはない。せいぜい立ち読みで済む内容。