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2023

最近の数年間に発刊され、我々が入手し閲覧した書籍の一覧です。集め方にはとくに決まったルールは設けておりませんが発刊年次で分類してあります。辞典・事典や辞書なども含みます。また、日本語理解に直接関係する書籍だけでなく、広く日本語を考えるうえで我々の目にとまったものが集めてあります。

関根健一(著),大修館書店編集部 (編集)(2023), 無礼語辞典, 大修館書店.
飯田一志(2023), 「若者の読書離れ」というウソ:中高生はどのくらい、どんな本を読んでいるのか, 平凡社新書 1030.
(*)世間で言われているような「若者の読書離れ」などはないということを示した本.
山口仲美(著)(2023), 日本語が消滅する 幻冬舎(幻冬舎新書 694).
今井むつみ,秋田喜美 (著)(2023), 言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか(中公新書 2756).
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2022

最近の数年間に発刊され、我々が入手し閲覧した書籍の一覧です。集め方にはとくに決まったルールは設けておりませんが発刊年次で分類してあります。辞典・事典や辞書なども含みます。また、日本語理解に直接関係する書籍だけでなく、広く日本語を考えるうえで我々の目にとまったものが集めてあります。

樋口耕一,中村康則,周景龍(2022), 動かして学ぶ!はじめてのテキストマイニング, ナカニシヤ出版.
(*)KH Coder Official Book IIとして,テキスト型データの分析を行う手順を分かりやすく紹介した入門書.KH Coder Official Book Iは「社会調査のための計量テキスト分析」(第2版).
酒井順子(2022), うまれることば,しぬことば, 集英社.
椎名美智(2022), 「させていただく」の使い方 日本語と敬語のゆくえ, 角川新書.
水村美苗(2022), 日本語で読むということ, ちくま文庫.
(*)2009年に刊行された書の「文庫版」.短い文章だが,「文庫版あとがき」がよい.
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2021

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椎名美智(2021), 「させていただく」の語用論—人はなぜ使いたくなるのか, ひつじ書房.
国立国語研究所(編)(2021), 日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白い ことばの世界, 幻冬舎新書.
小峯 敦(2021), テキストマイニングから読み解く経済学史, ナカニシヤ出版.
山室信一(2021), モダン語の世界へ: 流行語で探る近現代, 岩波書店(岩波新書,新赤版 1875).
田中克彦(2021), ことばは国家を超える−日本語、ウラル・アルタイ語、ツラン主義, 筑摩書房(ちくま新書1568).
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2019

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飯間浩明(2019), つまずきやすい日本語, (NHK出版 学びのきほん)ムック.
前田安正(2019), ヤバいほど日本語知らないんだけど, 朝日新聞出版.
飛田良文(2019), 明治生まれの日本語, 角川ソフィア文庫.
野村剛史(2019), 日本語の焦点 日本語「標準形」の歴史 話し言葉・書き言葉・表記, 講談社選書メチエ.
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2018

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牛澤賢二(2018), やってみよう テキストマイニング ―自由回答アンケートの分析に挑戦! ―, 朝倉書店.
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2017

最近の数年間に発刊され、我々が入手し閲覧した書籍の一覧です。集め方にはとくに決まったルールは設けておりませんが発刊年次で分類してあります。辞典・事典や辞書なども含みます。また、日本語理解に直接関係する書籍だけでなく、広く日本語を考えるうえで我々の目にとまったものが集めてあります。

鈴木孝夫(2017), 閉された言語・日本語の世界【増補新版】, 新潮選書.
(*)以下の紹介,書評記事がある.
宮崎哲弥(2023),日本語の合理性をめぐる予見に満ちた書,「波」,2023年6月号,新潮社.
山内長承(2017), Pythonによるテキストマイニング入門, オーム社.
石田基広(2017), Rによるテキストマイニング 入門, 森北出版.
小林雄一郎(2017), Rによるやさしいテキストマイニング, オーム社.
小林雄一郎(2017), Rによるやさしいテキストマイニング:機械学習編, オーム社.
小林雄一郎(2017), Rによるやさしいテキストマイニング:[活用事例編], オーム社.
今野真二(2017), 漢字とカタカナとひらがな−日本語表記の歴史, 平凡社新書
北原保雄(2017), しっくりこない日本語, 小学館新書
沖森卓也(2017), 日本語全史, ちくま新書
学研辞典編集部 (編)(2017), 「感情ことば選び辞典」, 学研プラス
学研辞典編集部 (編)(2017), ことばの結びつき辞典 (ことば選び辞典), 学研プラス
青木菜緒(2017), 幸田家のことば —知る知らぬの種をまく, 小学館
(*)「本の窓」に連載されたエッセイが単行本として出版された.
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2016

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小野守(監修),奥野陽,グラム・ニュービッグ,萩原正人(著)(2016), 自然言語処理の基本と技術, 翔泳社
橋本陽介(2016), 日本語の謎を解く—最新言語学Q&A—, 新潮選書,新潮社
(*)一見,学術的な本とみえるが,そうではない. 「言語学の知見をきちんと踏まえた上で,それをできるだけわかりやすく解説すること」を意図して書きたいと考えたという.面白いことは,著者の勤務する高校生を対象に「言葉の謎に迫る」という課題で授業を行い,それに先立ち「現代日本語,個分,漢文,英語,その他の言語について,疑問に思うことを挙げる」という課題を出し,提出のあった「疑問」のうちから73を取り上げて平易に解説していることである.著者は多言語を習得されているようで,日本語という枠の中だけにとどまらず,かなり広範囲にわたって各事項の吟味・調査を行い,しかもわかりやすく解説されている(説明が困難な内容を平易に書けることは,驚きの一言).こういう先生に指導を受けられる高校生もなんとも羨ましいかぎり.
高島俊男(2016), 漢字と日本語, 講談社現代新書,講談社
(*)講談社広報誌「本」に連載されていた記事「 漢字雑談」の単行本化.
山口謡司(2016), 日本語通, 新潮新書,新潮社
小泉政利(他編著)(2016), ここから始める言語学プラス統計分析, クロスセクショナル統計シリーズ4,共立出版
小泉政利(他編著)(2016), ここから始める言語学プラス統計分析, クロスセクショナル統計シリーズ4,共立出版
山口謡司(2016), 日本語を作った男 上田万年とその時代, 集英社インターナショナル
(*)この著者のいままでの著作から,軽く読める本かなと思い,また表題から,よくある啓蒙書かと思って手にしたら,とんでもなく厚いかつ内容のある550頁近い労作.現在われわれが使っている日本語の歴史はそう古いものではないことは知ってはいても,こうした解説を読むとあらためて納得.近代日本語,標準語の確立に,この「上田万年(萬年)」という人が果たした役割,彼を巡る興味ある内容もさることながら,この人の次女が円地文子氏であることなども書かれている.なかなか面白い書.
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2015

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悩ましい国語辞典 ―辞書編集者だけが知っていることばの深層
神永 曉

時事通信社.(2015)

不明解日本語辞典
高橋 秀実

新潮社.(2015)

超明解! 国語辞典
今野 真二

文春新書.(2015)

キラキラネームの大研究
伊東ひとみ

新潮新書,新潮社.(2015)

(*)どう読むのか分からない姓名,難読名,キラキラネームが氾濫.これの起因の1つは「当用漢字表」の制定が関係あるという.漢字の体系自体が壊れかけていることの証しであると警鐘.
擬音語・擬態語辞典
山口仲美

講談社学術文庫.(2015)

(*)2003年に刊行の「暮らしのことば 擬音語・擬態語辞典」が学術文庫として加えられた.
死産される日本語・日本人 – 「日本」の歴史 地政学的配置
酒井直樹

河出ブックス.(2015)

戦国の日本語: 五百年前の読む・書く・話す
今野真二

講談社学術文庫.(2015)

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2014

最近の数年間に発刊され、我々が入手し閲覧した書籍の一覧です。集め方にはとくに決まったルールは設けておりませんが発刊年次で分類してあります。辞典・事典や辞書なども含みます。また、日本語理解に直接関係する書籍だけでなく、広く日本語を考えるうえで我々の目にとまったものが集めてあります。

菰田 文男, 那須川 哲哉(編)(2014), ビッグデータを活かす技術戦略としてのテキストマイニング, 中央経済社
E.コセリウ(著),田中克彦(訳)(2014), 言語変化という問題―共時態、通時態、歴史, 岩波文庫
金水敏 (編)(2014), 〈役割語〉小辞典, 研究社
加藤重広(2014), 日本人も悩む日本語 ことばの誤用はなぜ生まれるのか, 朝日新書
小林隆,澤村美幸(2014), ものの言いかた西東, 岩波新書
鈴木孝夫(2014), 日本の感性が世界を変える-言語生態学的文明論, 新潮選書
(*)言語社会学者である筆者が,日頃の主張である、日本語からみた日本文化を論じた書.「タタミゼ効果」の具体例やこれを仮説とする筆者の主張が面白い.副題のほうがどうちらかというと著者が付けたかった表題ではないか.ところで「タタミゼ効果」とはなんだろうか(読んで見てのお楽しみ、ということのようだ)?
外山滋比古(2014), 国語は好きですか, 大修館書店
今野真二(2014), 日本語のミッシング・リンク ―江戸と明治の連続・不連続―, 新潮選書
(*)われわれが,現在,日常的に使っている日本語は,そう古いものではなく,ほとんどが明治以降に登場したことはよく知られたことである.本書は,副題にあるように,江戸時代(幕末)から明治にかけての日本語の変遷を“連続と不連続”を「ミッシング・リンク」にたとえて考察してみようという面白い試み.「国語の概念,思想形成」に関わること,またいわゆる「言文一致体」をどう考えるか…,ユニークな内容.同じ著者による「百年前の日本語」(岩波新書1385)のより詳しい内容となった書.
藤原智美(2014), ネットで「つながる」ことの耐えられない軽さ, 文藝春秋社
(*)書名からみると,なにか軽いネット批評の内容のように見えるが,かなり真面目(?)な本.本書は「ことば」を「書きことば」「話しことば」そして「ネットことば」と区分し,「話す・聞」く」「書く・読む」の基本行為のスタイルが変わりつつあること,とくに「書きことば」の根幹が揺らいでおり危機にあることを,さまざまな視点から述べている.紙とインクの時代が終わり,デジタル化した「ネットことば」の時代になるのか,という危機感を指摘.目次をあげておこう.
  • 序 章  ことばが人と社会をつくる
  • 第1章  ことばから狂いはじめた日本
  • 第2章  五〇〇年に一度の大転換 ―世界は活字でできていた
  • 第3章  消えていく日本語 ―世界はすべてを英語化する
  • 第4章  人も社会も変えるネットことば ―それでも本を捨てない理由
  • あとがき ただいまネット断食中
樋口耕一(2014), 社会調査のための計量テキスト分析 ―内容分析の継承と発展を目指して, ナカニシヤ出版
社会調査のための計量テキスト分析(樋口耕一著)(*)著者が研究を続けてきた「内容分析」とテキスト型データの解析ツールである「KH Coder」(フリーウェア)についての,研究成果を体系的にまとめた本.著者の丁寧な研究姿勢がよく現れた充実した内容の書.単なるテキスト・マイニング云々の紹介というのではなく,「内容分析」(Content Analysis)という研究分野の発展経緯を眺めながら,社会調査の分析に計量テキスト分析のアプローチを適用するうえでの考え方,手順.具体的な事例,そしてそれら分析を行うための著者が開発したKH Coderの解説などが紹介される.事例分析の説明が手順をおってきちんと説明されているので,類似の分析を試みたい人には非常に参考になる.KH Coderを使って見たい人にも有用である.お薦めの書.
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2010

最近の数年間に発刊され、我々が入手し閲覧した書籍の一覧です。集め方にはとくに決まったルールは設けておりませんが発刊年次で分類してあります。辞典・事典や辞書なども含みます。また、日本語理解に直接関係する書籍だけでなく、広く日本語を考えるうえで我々の目にとまったものが集めてあります。

フェルドマン&サンガー(著);辻井潤一(監訳),IBM基礎研究所(訳)(2010), テキストマイニングハンドブック, 東京電機大学出版局
(*)Feldman, R. and Sanger, J. (2007), The Text Mining Handbook: Advanced Approaches in Analyzing Unstructured Data, Cambridge University Press.の完訳版.
加藤恭子(2010), 言葉でたたかう技術, 文藝春秋社
中村明一(2010), 倍音 ― 音・ことば・身体の文化誌, 春秋社
川崎堅二・土岐義恵(2010), 電子書籍で生き残る技術 ― 紙との差,規格の差を乗り越える, オーム社
菅原克也(2010), 英語と日本語のあいだ, 講談社現代新書(2086)
山鳥重(2010), 言葉と脳と心 ― 失語症とは何か, 講談社現代新書(2085)
ウンベルト・エーコ,ジャン=クロード・カリエール(著),工藤妙子 (訳)(2010), もうすぐ絶滅するという紙の書物について, 阪急コミュニケーションズ
(*)筆者等の著名度だけでなく,このタイトルのせいか,たちまち重版となった本。司会者(ド・トナック)の進行により,大御所エーコとカリエールが書物について語った対話形式の記録。「本から離れようとしてもそうはいかない」という原題。フランス語に堪能な訳者が「あとがき」書いているように,電子書籍の歴史的経緯をみれば,フランスはアメリカと同様先進国,いまさら電子書籍元年というのも…ということもわかる。それ以上に,本の物理的側面,肉体的側面,やどる心,…といったさまざまなディメンジョンから,博覧強記の二人の対話は密度が高い(とても理解が及ばないレベル)。500ページ弱もある読みでのある本。
津野海太郎(2010), 電子本をバカにするなかれ ― 書物史の第三の革命, 国書刊行会
西田宗千佳(2010), 電子書籍革命の真実 ― 未来の本 本の未来, エンターブレイン
松本修(2010), 『お笑い』日本語革命, 新潮社
柳瀬尚紀(2010), 日本語ほど面白いものはない―邑智小学校六年一組特別授業, 新潮社
藤井貞和(2010), 日本語と時間 ―〈時の文法〉をたどる, 岩波新書
リービ英雄(2010), 我的日本語 – The World in Japanese –, 筑摩選書
長谷川三千子(2010), 日本語の哲学へ, ちくま新書
池澤夏樹(2010), 本はこれから, 岩波新書
荒川洋治(2010), 日記形式をつける, 岩波現代文庫
中村明(2010), 日本語 語感の辞典, 岩波書店
筒井康隆(2010), 現代語裏辞典, 文藝春秋
アリス・ダイグナン(著),渡辺秀樹・大森文子・加野まさみ・小塚良孝(訳)(2010), コーパスを活用した認知言語学, 大修館書店
(*)Alice Deignan (2005): Metaphor and Corpus Linguistics, John Benjamins Publishing Co.の翻訳書。
呉智英(2010), 言葉の煎じ薬, 双葉社
桜井順(2010), オノマトピア 擬音語大国にっぽん考, 岩波現代文庫
島森路子(2010), 島森路子インタービュー集② ことばに出会う, 天野祐吉作業室
島森路子(2010), 島森路子インタービュー集① ことばを尋ねて, 天野祐吉作業室
内田治(2010), 数量化理論とテキストマイニング, 日科技連出版社
ローネン・フェルドマン (著), 辻井潤一監訳,IBM東京基礎研究所テキストマイニングハンドブック翻訳チーム訳(2010), テキストマイニングハンドブック, 東京電機大学出版局
(*)Ronen Feldman and James Sanger, The Text Mining Handbook – Advanced Approaches in Analyzing Unstructured Data –, Cambridge University Press (2007)の訳本.
中井久夫(2010), 私の日本語雑記, 岩波書店
(*)「図書」(岩波書店)に連載のエッセイをまとめたもの。
柳沢有紀夫(2010), 世界ニホン誤博覧会, 新潮文庫
東照二(2010), 選挙演説の言語学, ミネルヴァ書房
菊池康人(2010), 敬語再入門, 講談社学術文庫
三省堂編修所(編)(2010), コンサイス カタカナ語辞典(第4版)
(*)第3版の1972年に出版の「コンサイス外来語辞典」に始まり2005年に「コンサイス カタカナ語辞典」なった辞典の第4版。563,000語を収録とある。
国広哲弥(2010), 新編 日本語誤用・慣用小辞典, 講談社現代新書
金谷武洋(2010), 日本語は亡びない, ちくま新書
(*)同じ出版社から刊行され話題となった「日本語が亡びるとき」(水村美苗著)への反論が述べられている。“日本語の将来に対して楽観している”とある。
谷川俊太郎・和合亮一(2010), にほんごの話, 青土社
平川祐弘(2010), 日本語は生きのびるか, 河出書房新社
井上章一・斉藤光・澁谷知美・三橋順子(編)(2010), 性的なことば, 講談社現代新書
(*)国際日本文化研究センターの性欲研究班の「性欲の社会史」に関連した研究報告であるという。国もこうした研究(性に関わる言葉の歴史)まで支援するようになったということのようだ。民族史的あるいは文化論として,こうしたアプローチもあるのだろう。国語辞典ではあまり見られない語句が登場することが面白い。
阿辻哲次(2010), 漢字と日本人の暮らし, 大修館書店
阿部一〔監修〕(2010), 英辞郎検索ランキング(英和編), 株式会社アルク
アルク企画開発部(2010), 英辞郎[第五版], 株式会社アルク
佐々木瑞枝(2010), 日本語を「外」から見る, 小学館101新書
山口謡司(2010), ん ―日本語最後の謎に挑む ―, 新潮選書
ピーター・K・オースティン(編),澤田治美(日本版監修)(2010), 世界編語百科 ― 現用・危機・絶滅言語1000, 柊風舎
山田俊雄,築島裕,白藤禮幸,奥田勲(編)(2010), 新潮 現代国語辞典(第二版), 新潮社
(*)平成12年刊行の第2刷版で,増補や新版ではない。
加藤迪男(2010), 色の日本語いろいろ辞典, 日本地域社会研究所
※ここに集めた情報は、逐次更新され、内容が変わることがあります。