日本語関連書籍 2008

最近の数年間に発刊され、我々が入手し閲覧した書籍の一覧です。集め方にはとくに決まったルールは設けておりませんが発刊年次で分類してあります。辞典・事典や辞書なども含みます。また、日本語理解に直接関係する書籍だけでなく、広く日本語を考えるうえで我々の目にとまったものが集めてあります。

漢字の未来(新版)
野村 雅昭
三元社(2008)
英語の名句・名言
ピーター・ミルワード(著),別宮貞徳
講談社現代新書(1402)(2008)
言葉とは何か
丸山圭三郎
ちくま学芸文庫(2008)
教養としての言語学
鈴木孝夫
岩波新書460(岩波書店)(2008)
(*)1996に初版発刊,以後,14刷を重ねた新書の2008年版
Rによるテキストマイニング入門
石田基弘
森北出版(2008)
(*)形態素解析ソフトMeCab(和布燕)を使ったRMeCabを提唱,紹介。また,応用事例も含まれるものの,内容は今ひとつ物足りない。テキスト型データ(自由回答,自由記述文他)の集め方はどうあるべきか,どのような処理・分析が望ましいのかの視点がいま1つ。ただし,表題からいえばR言語の説明に偏ることはやむをえないかもしれない。
漢字の文明,仮名の文化 ―文字からみた東アジア
石川九楊
農文協(2008)
複数の日本語 ―方言からはじめる言語学―
工藤真由美,八亀裕美
講談社選書メチエ427,講談社(2008)
漢和辞典に訊け!
円満字二郎
ちくま新書(2008)
笑いの異本語事典
中村明
筑摩書房(2008)
古語雑談
佐竹昭広
平凡社ライブラリー(2008)
白川静―漢字の世界観
松岡正剛
平凡社新書(2008)
(*)白川静について書かれた“初めての”書とのこと,意外である。
日本語が亡びるとき ―英語の世紀の中で―
水村美苗
筑摩書房(2008)
(*)些か衝撃的な書名である。がしかし,これは日本語へのオマージュのようにも見える。英語に熟達した実力作家の目からみたある種の言語比較論・文化論か。非常にユニークな書。日経新聞,2008年11月9日付「文化」欄に著者自身のこの書への言葉がある。
(*)佐々木俊尚,ネット論壇時評(18):「Web2.0の陥穽? バカ発言流出でカリスマに非難囂々」[「諸君」,2009年1月号,264-269,文藝春秋]。この記事に,本書を巡ってのブログ上での議論が掲載されている。ブログ人種(?)のありようが垣間見える興味ある評論。
(*)下記は著者自身がこの書をどのような気持ちで書き表したかを知るエッセイであり自著の紹介文でもある。
「恩着せがましい気持ち…」,ちくま,2008年12月号,12-13
(*)下記の書評,リービ英雄が行っているところが面白い。
“近代日本の「非英語の奇跡:直視”,リービ英雄
日本経済新聞,2008年12月21日,読書書評欄
(*)インタビュー記事,日本語は亡びるのか,水村美苗,聞き手:鴻巣友季子
文學界,2009年1月号,204-216,文藝春秋社
(*)特別対談,日本語の危機とウェブ進化,水村美苗vs梅田望夫
新潮,2009年1月号,336-355,新潮社
お公家さんの日本語
堀井令以知
グラフ社(2008)
日本語を考える
加藤周一
かもがわ出版(2008)
構造から見る日本語文法
三原健一
開拓社(2008)
日本語は死にかかっている
林望
NTT出版(2008)
事例で学ぶテキストマイニング
上田太一郎(監修),村田真樹,他
共立出版(2008)
(*)テキスト・マイニングの基本的な考え方に加え,応用編として,いくつかのテキスト・マイニング・ツールを用いた事例が含まれている。WordMinerの適用例もある。また,4種のテキスト・マイニング・ソフトへの評価記事がある。
日本語辞書学への序章
倉島節尚
大正大学出版会(2008)
言葉を育てる
米原万里
米原万里対談集,ちくま文庫(2008)
世界の言語入門
黒田龍之助
講談社現代新書(2008)
パソコンは日本語をどう変えたか ―日本語処理の技術史―
YOMIURI PC編集部
講談社ブルーバックス(2008)
かなづかい入門 ―歴史的仮名遣vs現代仮名遣―
白石良夫
平凡社新書(426)(2008)
言語世界地図
町田健
新潮選書(266)(2008)
訓読みのはなし ―漢字文化圏の中の日本語―
笹原宏之
光文社新書(2008)
類語使い分け辞典
松井栄一(編)
小学館(2008)
言語学が輝いていた時代
鈴木孝夫,田中克彦
岩波書店(2008)
懐かしい日本語辞典
佐藤勝,小杉商一(編)
東京堂出版(2008)
海外の日本メディア ―変わりゆく日本町と日系人―
田村紀雄大
世界思想社(2008)
使える日本語 セオリーMOOK[セオリービジネス]
講談社(2008 Vol. 2)
漢字は日本語である
小駒勝美
新潮選書(2008)
※ここに集めた情報は、逐次更新され、内容が変わることがあります。