調査票一覧
space
調査会社 実施サイト 調査回
 電通リサーチ
 (Web調査)
DENTSU_R-net 第1回
(調査票Aタイプ)
(調査票Bタイプ)
(調査票Cタイプ)
(調査票Dタイプ)
(調査票Eタイプ)
(調査票Fタイプ)
第2回
Hot Panel 第1回
(調査票Aタイプ)
(調査票Bタイプ)
(調査票Cタイプ)
(調査票Dタイプ)
(調査票Eタイプ)
(調査票Fタイプ)
第2回
 博報堂
-東京サーベイ・
リサーチ
 (Web調査)
e-HABIT 第1回
表紙
(調査票Aタイプ)
(調査票Bタイプ)
(調査票Cタイプ)
(調査票Dタイプ)
(調査票Eタイプ)
(調査票Fタイプ)
第2回
表紙
調査票
 日本リサーチ
センター
 (Web調査)
Cyber Panel 第1回
1-2-3-
4(Aタイプ)-
4(Bタイプ)-
4(Cタイプ)-
4(Dタイプ)-
4(Eタイプ)-
4(Fタイプ)-
5-6-7-8-9-10-11
第2回
1-2-3-4-5-
6-7-8-9-10-11
 電通リサーチ
 (オムニバス調査)
第1回 第2回
 日本リサーチセンター
 (オムニバス調査)
第1回 第2回
 博報堂-東京サーベイ・リサーチ
 (郵送調査)
調査票
space
の項目を表示するにはAdobe社のAdobe Readerが必要です。
space

◆◆ 調査票について ◆◆

1.調査方式と調査回数

 調査方式(調査モード)として,「Web調査」を,また従来型調査方式として,「オムニバス調査」と「郵送調査」を用いた.調査回数は,Web調査が2回,オムニバス調査を2回,郵送調査を1回,それぞれ実施した.各調査方式で行った調査内容の概要については,[Web調査][オムニバス調査][郵送調査]のそれぞれの項に説明したので,ここへリンクすると参照できる.

 ここでは,各調査方式における調査票の主な特徴について簡単に説明する.

1-1:Web調査
 Web調査では,第1回調査が「生活意識編」,第2回調査が「インターネット編」となっている.このうち,第1回では,調査設問のデザイン効果が回答に及ぼす影響を評価するための実験として,1問をこれに充てた.この1問について,以下の6通りのパターン(調査設問形式)を用意し,この変化が回答に及ぼす影響を検証するための実験を試みた.

(1)用いた設問とレイアウトの関係
i) 設問表示のレイアウト「設問形式」として,以下の3種類を用いる.

  • ラジオボタン形式(Radio-Button)
  • コンボボックス形式(Combo-box)
  • プルダウン・メニュー形式(Pulldown menu)
ii) 設問の回答選択肢の選択数
 「選択肢の長さ」(選択肢数のオプション)として,「長い」(long型)と「短い」(short型)の2種類を用意する.

iii) 用意する設問数と設問の内容
 この実験のために「1問だけ」を用意した(下記に挙げた第1回調査の問3-6).これは従来から用いてきた設問で,過去に行った実験調査結果や他の調査結果との対比ができるよう配慮した.この設問には,10段階あるいは5段階の選択肢に続いて,「わからない」「その他」(記入)の2つの選択肢がある.また,回収後の集計には,これに「無回答」が加わることになる.

[問3-6]
Q:政治の立場を明らかにするにあたって,世間ではよく「左(革新)」とか「右(保守)」とかいいますが,あなたはいかがですか.次の目盛りを使ってあなたの政治に対する考え方をお知らせください.

 ここで示した一覧表の中では,この6通りのパターンに,以下のように設問形式と回答選択肢の選択数オプションとを対応させた.

  • 調査票Aタイプ:ラジオボタン形式,long型
  • 調査票Bタイプ:ラジオボタン形式,short型
  • 調査票Cタイプ:コンボボックス形式,long型
  • 調査票Dタイプ:コンボボックス形式,short型
  • 調査票Eタイプ:プルダウン・メニュー形式,long型
  • 調査票Fタイプ:プルダウン・メニュー形式,short型

なお,実験に用いた上記の設問以外の設問は,各調査票ですべて共通の形式と内容である.

(2)調査票方式について
 調査票方式として「巻物方式」と「改ページ方式」とを使い分けた部分がある.電通リサーチにおけるWeb調査のうち,リソースとしてHot Panelを用いたケースで,計画標本をランダムに2分割して,「巻物方式」と「改ページ方式」をそれぞれ割り当てた.
 以上の「設問レイアウト実験」(設問形式の効果測定)と「調査票方式」との割当の関係を要約すると以下の表になる.


表 設問レイアウト実験と調査票方式の関係
  Hot Panel 5 Hot Panel 6
調査回と調査テーマ 巻物方式 改ページ方式 巻物方式 改ページ方式
第1回:生活意識編 レイアウト実験を行う レイアウト実験は行わない レイアウト実験を行う レイアウト実験は行わない
第2回:インターネット編 巻物方式のみ   巻物方式のみ  

 なお,電通リサーチ(2つのリソースのうちのDENTSU_R-netの場合),博報堂-東京サーベイ・リサーチ(e-HABIT)については,調査票方式はすべて「巻物方式」とした.また,日本リサーチセンター(Cyber Panel)は,定例的に行っている調査票方式が「改ページ方式」のみであるということから,これで統一した.一覧の中で,1-2-3…9-10-11などとした理由は,このページ区分(改ページ処理)を行ったことに因る.
 集計に際しては,これらの識別が可能なように,すべてブレイクダウンした集計と併合した集計とを併せて用意した(これについては[集計結果]を参照のこと).


1-2:オムニバス調査
 オムニバス調査は以下の2調査機関で行われているオムニバス調査を用いた.

調査機関名 オムニバス調査名 調査方式
電通リサーチ DRPS(Dentsu Research Pilot Survey) 「訪問面接方式」(調査員による対象者の個別訪問聴取)
日本リサーチセンター NOS(NRC Omnibus Survey) 質問紙を用い,調査員訪問による「留置自記式」

 また,調査の内容・テーマは以下の2種とし,調査に用いた設問は,2調査機関で共通とした.このとき,調査票は,それぞれの調査機関におけるオムニバス調査で,通常用いられてきた書式・方式に従って調査票を作成した.

第1回:生活意識についてのお伺い
 普段の生活における気持ちや意見(6問)普段の生活における意見(4問),政治意識(支持政党,内閣支持他)など(5問),コンピュータとインターネットについて(3問),携帯電話・PHSの利用環境(4問)など,合わせて21問,それに属性項目(7問).

第2回:暮らし向きについてのお伺い
 景気観・雇用意識(3問),暮らし方・住環境(1問),情報化社会について(1問),情報技術(IT)への期待感・インターネットへの意見(2問),科学技術観(3問),利用情報機器(1問),インターネット利用の有無と利用目的(2問)と属性項目(7問).

 なお,2回の調査に共通して,インターネットの利用の有無と,調査回答への協力参加の是非についての設問を用意した.


1-3:郵送調査
 郵送調査は1回のみ行ない,その設問内容は,上記のオムニバス調査(2回分)の調査設問を併せたうえで,いくつかの設問を除外し調査量を調整した.
 調査内容は「生活意識などについてのアンケート」とし,その設問内容は,設問群として普段の生活での気持ち(5問),普段の生活における意見(4問),政治について(5問),暮らし向きについて(4問),コンピュータやインターネットについて(4問),携帯電話・PHSの利用環境(4問),情報技術(IT)への期待感と科学技術観(6問),属性(7問),以上を合わせて39問とした.


2.各調査の設問の関係

 [調査研究の概要]に示したように,本研究の目的の一つは,各種の調査方式を比較検証することにある.このことから,調査票の設問内容や形式は,各方式になるべく共通となるように努めた.しかし,調査方式間の違いから,やむをえず若干の調整を図る必要も生じた場合もある.
 それぞれの調査回と調査方式と,用いた設問の関係を相互参照するためのクロスリファレンスとして,以下の情報を用意した.

(1)第4次実験調査,設問比較参照表(第1回:生活意識編)
(2)第4次実験調査,設問比較参照表(第2回:インターネット編・暮らし向き編)

 実験調査の内容は膨大なものとなっているので,ここに示した参照表は,必ずしも可読性の高い情報とは言えないが,用いた調査方式と設問内容の関係,とくに設問,実施回,調査方式の関係を知るための情報となっている.


第4次実験調査,設問比較参照表(第1回:生活意識編)

第4次実験調査,設問比較参照表(第2回:インターネット編・暮らし向き編)


の項目を表示するにはAdobe社のAdobe Readerが必要です。