邦文参考文献(書籍、報告書) 2011

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大隅昇(監訳)(2011):調査法ハンドブック,朝倉書店
(*)Groves他著の“Survey Methodology”(2004年,John Wiley & Sons刊)の翻訳版。以下のページで簡単な情報(はしがきなど)の閲覧ができる。
http://wordminer.comquest.co.jp/events/update_more20110616.html
アイリーン・マグネロ,ボリン・ルーン(著),神永正博監訳,井口耕二訳(2011):マンガ統計学入門,講談社ブルーバックス.
(*)タイトルから,ちょっとあやしい本と思うと裏切られる内容。原著名は“Introducing Statistics”(統計学入門)であり,マンガとはなっていない。挿絵・図がたくさん入った(というか,それが原著者らの意図であって),かなりまじめな本である。少ないページ数の中に,統計学で知っておくべき事項がコンパクトに挿絵・図入りで書かれた,非常に役に立つ本である。また内容を“本当に理解するには”ある程度の統計学の知識が必要でもある。つまりは「マンガ」という見出しを付けたことは問題あり,と思われるし,原著者らにはいささか失礼なタイトルの付け方にも思える。
泉麻人(編著)(2011):今和次郎・吉田謙吉「東京考現学図鑑」,学研パブリッシング.
(*)非常に興味深い内容。大正末期から昭和初期にかけて,いわゆる「考現学」と称して一風変わった“調査”を行っていた人たちがいる。これが今和次郎・吉田謙吉を中心とするグループの活動である。現在の調査やマーケティング・リサーチでいわゆる“便宜的標本抽出(コンビニエンス・サンプリング)”という手法を使って,街頭,繁華街,郊外風俗,…とさまざまな場面を“探索的な複眼志向”で記録した“調査結果”の復刻である。この時代にこうした手法でリサーチを行っていたことに驚かされる。非常に興味ある本,これを発掘した編著者の着眼力に脱帽。
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