日本語関連書籍 2009

最近の数年間に発刊され、我々が入手し閲覧した書籍の一覧です。集め方にはとくに決まったルールは設けておりませんが発刊年次で分類してあります。辞典・事典や辞書なども含みます。また、日本語理解に直接関係する書籍だけでなく、広く日本語を考えるうえで我々の目にとまったものが集めてあります。

グーテンベルクからグーグルへ —文学テキストのデジタル化と編集文献学
ピーター・シリングスバーグ(著),明星聖子・大久保謙・神崎正英(訳)
慶應義塾大学出版会(2009)
英辞郎—検索ランキング(英和編)
阿部一(監修),アルク英語出版編集部(企画)
アルク(2009)
(*)「英辞郎on the WEB」上で,検索利用された英単語のランキング情報。検索利用度の高いトップ1000の単語の一覧,といってしまえばそうなのだが,その順位はなかなか興味ある内容となっている。翻訳者や英語資料を良く読む人には便利だろう。
オタク語事典2(第一版)
金田一[乙]彦(編)
美術出版(2009)
オタク語事典(第一版)
金田一[乙]彦(編)
美術出版(2009)
その言い方が人を怒らせる —ことばの危機管理術
加藤重広
ちくま新書(2009)
書く— 言葉・文字・書
石川九楊
中公新書(2009)
オノマトペがあるから日本語は楽しい — 擬音語・擬態語の豊かな世界
小野正弘
平凡社新書(2009)
原始日本語のおもかげ
木村紀子
平凡社新書(2009)
日本語教のすすめ
鈴木孝夫
新潮選書(2009)
(*)「新潮45」誌に連載の「日本語万華鏡」を加筆訂正したもの。
日本語は本当に「非論理的」か
桜井邦朋
祥伝社新書(2009)
ていうか,やっぱり日本語だよね
泉子・K・メイナード
大修館書店(2009)
読めそうで読めない間違いやすい漢字
出口宗和
二見書房(2009)
ビジュアル版 世界言語百科—現用・危機・絶滅言語1000
ピーター・K. オースティン (原著・編集),澤田治美(日本語版監修)
柊風舎(2009)
読めそうで読めない間違いやすい漢字
出口宗和
二見書房(2009)
水の言葉辞典
松井健一
丸善(2009)
(*)日本経済新聞(2009年10月15日号)に著者の紹介記事がある
裏返し文章講座 翻訳から考える日本語の品性
別宮貞徳
ちくま学芸文庫(2009)
なぜ言語があるのか
土屋俊
くろしお出版,言語 哲学コレクション 第4巻(2009)
(*)合わせて6巻が以下の「言語 哲学コレクション」シリーズで刊行される。/くろしお出版
  • 第1巻 真の包括的な言語の科学
  • 第2巻 心の科学の可能性
  • 第3巻 約束破りの倫理と論理
  • 第4巻 なぜ言語があるのか
  • 第5巻 デジタル社会の迷いと希望
  • 第6巻 インターネット・学術・図書館
原始日本語のおもかげ
木村紀子
平凡社新書(2009)
バカ丁寧化する日本語
野口恵子
光文社新書(2009)
日本語という外国語
荒川洋平
講談社現代新書(2009)
人文・社会科学のためのテキストマイニング
松村真宏,三浦麻子
誠信書房(2009)
日本語は論理的である
月本洋
講談社選書メチエ(2009)
(*)「元人工知能研究者の日本語論」と題した紹介文が「本」(講談社)にある。
振仮名の歴史
今野真二
集英社新書(2009)
比較言語学入門
高津春繁
岩波文庫(2009)
日本語の学校 — 声に出して読む言葉の豊かさ ―
鴨下信一
平凡新書(2009)
非線形言語モデルによる自然言語処理 ―基礎と応用
池原悟
岩波書店(2009)
文字の骨組み
大熊肇
彩雲出版(2009)
tonan’s blog:http://tonan.seesaa.net/
漢字の相談室
阿辻哲次
文春新書(2009)
病院の言葉を分かりやすく 工夫の提案
国立国語研究所「病院の言葉」委員会編著
勁草書房(2009)
みんなの日本語事典 ― 言葉の疑問・不思議に答える ―
中山緑朗,飯田晴己,陳力衛,木村義之,木村一
明治書院(2009)
政治家の日本語力 ― 言葉を武器にできるのか,失点にするのか ―
都築勉
講談社α文庫(2009)
ことばとは何か ― 言語学という冒険 ―
田中克彦
講談社学術文庫(2009)
日本語論理トレーニング
中井浩一
講談社現代新書(2009)
日本語で書くということ
水村美苗
筑摩書房(2009)
日本語で読むということ
水村美苗
筑摩書房(2009)
オックスフォード 言語学辞典
Peter Hugoe Matthews(編),中島平三・瀬田幸人(監訳)
朝倉書店(2009)
言語の可能性 シリーズ朝倉(全10巻)
中島平三(監修)
朝倉書店(2009)
  • 言語学の領域(Ⅰ),中島平三(編)
  • 言語学の領域(Ⅱ),今井邦彦(編)
  • 言語と進化・変化,池内正幸(編)
  • 言語と生物学,長谷川寿一(編)
  • 言語と医学,中込和幸(編)
  • 言語と情報科学,松本裕治(編)
  • 言語とメディア・政治,岡部朗一(編)
  • 言語と社会・教育,西原鈴子(編)
  • 言語と列学・心理学,遊佐典昭(編)
  • 言語と文学,斉藤兆史(編)
文字講座
文字講座編集委員会編
誠文堂新光社(2009)
恥をかかない日本語の常識
日本経済新聞社編
日本経済新聞社(2009)
知ってるようで知らない日本語のヒミツ ―知って得する言葉の由来―
三上文明,野口元大
成美文庫(2009)
日本語ヴィジュアル系 ―あたらしいにほんごのかきかた
秋月高太郎
角川oneテーマ21,角川書店(2009)
生成文法
渡辺明
東京大学出版会(2009)
日本語が亡びるとき ―英語の世紀の中で―
水村美苗
筑摩書房(2008)
(*)些か衝撃的な書名である。がしかし,これは日本語へのオマージュのようにも見える。英語に熟達した実力作家の目からみたある種の言語比較論・文化論か。非常にユニークな書。日経新聞,2008年11月9日付「文化」欄に著者自身のこの書への言葉がある。
(*)佐々木俊尚,ネット論壇時評(18):「Web2.0の陥穽? バカ発言流出でカリスマに非難囂々」[「諸君」,2009年1月号,264-269,文藝春秋]。この記事に,本書を巡ってのブログ上での議論が掲載されている。ブログ人種(?)のありようが垣間見える興味ある評論。
(*)下記は著者自身がこの書をどのような気持ちで書き表したかを知るエッセイであり自著の紹介文でもある。
「恩着せがましい気持ち…」,ちくま,2008年12月号,12-13
(*)下記の書評,リービ英雄が行っているところが面白い。
“近代日本の「非英語の奇跡:直視”,リービ英雄
日本経済新聞,2008年12月21日,読書書評欄
(*)インタビュー記事,日本語は亡びるのか,水村美苗,聞き手:鴻巣友季子
文學界,2009年1月号,204-216,文藝春秋社
(*)特別対談,日本語の危機とウェブ進化,水村美苗vs梅田望夫
新潮,2009年1月号,336-355,新潮社
(*)時代を拓く力,日本語は奇跡の言葉,水村美苗
Voice,2009年3月号,30-39
(*)「英語青年」111年の歴史に幕 すそ野狭まる語学専門誌
日本経済新聞,2009年2月15日(朝刊),「活字の海で」欄
英語・英文学の専門誌である「英語青年」(研究社)が2009年3月で休刊となるとのこと。こうした専門誌(?)も読者離れなのかインターネット時代の流れに抗せないのか,…専門書出版界も複雑な状況にあるようだ。
(*)ネット時代の書き言葉論争,問題作「日本語が亡びるとき」が触発,賛意も批判も,関心高く
日本経済新聞,2009年2月21日(朝刊),「文化」欄
(*)特集「時代が拓く力」,日本語は奇跡の言葉,水村美苗,尾崎真理子(取材・構成)
Voice,2009年3月号,30-39
(*)水村美苗「日本語衰亡論」への疑問 長谷川三千子
諸君,2009年5月号,128-138
※ここに集めた情報は、逐次更新され、内容が変わることがあります。